都剛が芸道二十周年の節目に脚本、演出を手がけたお芝居。<49min.>

腕利きの同心として知られた暁左京だが、今では別人のように落ちぶれてスリの伊助、林蔵、金二たちから袖の下を受け取る始末。左京を変えてしまったのは半年程前の盗賊討伐からであった。ある日、伊助たちは春吉屋の若旦那鶴吉から金を奪う計画を企てるが、それを知った左京も一枚噛むこととなった。決行のある晩、金を奪うことが目的であったにもかかわらず伊助たちと揉み合う鶴吉を左京が斬殺してしまう。なぜ左京はそこまで変わってしまったのか?盗賊討伐で一体何があったのだろうか...。

※2016年9月13日収録

芝居『浮世の鬼』

2000円(税込)